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・決闘のひみつ


登場人物紹介
人々
博士 ・ 蟹太くん ・ 通子ちゃん ・ ジョー西川口

博士:何でも知ってる偉い人。
蟹太くん:好奇心旺盛な少年。わりと頭が悪い。
通子ちゃん:蟹太くんの友だち。わりと性格が悪い。
ジョー西川口:フューチャーメンにあこがれる少年。
       だった。


病んだ魂は闘いに安息を求める

蟹太「ウオオ! 決闘だ! 決闘だ! 俺の魂はあたかも生物にとっ
   ての水や空気のように、強く闘争を欲している!」

(まばゆい輝きを放つ決闘者の魂と魂は、当然のごとく惹かれ合い、
 挑戦者と挑戦者を呼び合う)

(なぜならば、勝負に全てを賭けた者たちに必要なものはただ一つ、
 お互いの魂を響かせ合う強敵なのだから!)

博士「剣の極意は活殺自在、人を斬らずに罪を斬る。
   村正一本背中にかつぎ、流れ流れて幾星霜。
   人を斬るのが定めなら、斬らねば生きてゆけぬなら。
   せめて笑おう、笑って斬ろう、返り血浴びて修羅の道。
   名乗る名前もありせぬが、人は博士と呼び慣らす。
   三千世界も股にかけ、勝負とあらば即参上!」

(蟹太君の決闘者魂が時空を振るわせ、呼び合いに応じて決闘者の魂
 が共鳴する。二人のソウルはもはや誰にも止められないのだ!)

通子「それではお互い覚悟はいいですね。決闘方法は――」
博士「わしが決めよう。今回の決闘は、わしが尋常小学校に在学して
   いた時分に編み出した決闘法、すなわちじゃんけんバトル
   行う!」

じゃんけんバトルとは――まず対戦者両者は左手を開いて軽く挙
 げる。これがそれぞれのライフを示す。指一本につき1、つまり初
 期の状態では5のライフを持っている。両者はじゃんけんを行い、
 勝った方が勝った手に応じて相手のライフを減らすのだ。グーで勝
 った場合は「パンチ」で3減らす。パーで勝った場合は「ビンタ」
 で2減らす。チョキで勝った場合は「しっぺ」で1減らす。手持ち
 のライフが無くなった方が敗北者である。これこそが――博士が幼
 い頃に発案した決闘法、じゃんけんバトルである!)

蟹太「なるほどいいだろう。受けて立たねばデュエリストの魂が泣く
   というものだ。じゃあやろうさっそくやろう」
博士「フフフ馬鹿め。わしが編み出した決闘法で闘うとはな!」

(せめぎ合う二人の魂と魂は今、火花を散らし激しくぶつかり合って
 いた! だが、その火花は魂の削りかすではない。そう、それは素
 粒子と素粒子が衝突して生まれる膨大なエネルギーにも似た、精神
 の生成物なのだ! たかが火花とはいえ、もしも火薬を納めた倉庫
 や辺り一面に広がる地雷原に引火した日には、天をも焦がす爆炎と
 なって我々に業火を見せることだろう! そうだ、燃えろ燃えろ!
 帝都は灰燼に帰してしまえー! 世界を燃やし尽くす大火はもはや
 誰にも止めることはできないのだー! ワハハハー!)

通子「それでは――勝負!」

蟹太君のライフ:5  博士のライフ:5

蟹太「グー!」
博士「チョキ! ってグワッハッ!」
蟹太「このたわけめ! 俺の勝ちだ!」
博士「おのれ次こそは!」

(蟹太君のパンチで博士のライフが3減り、2になった)

通子「では、再度――勝負!」

蟹太君のライフ:5  博士のライフ:2

蟹太「グー!」
博士「チョキ! ってグワッハッ!」

(博士は蟹太君のパンチでライフが−1になり、敗北した)

蟹太「博士、弱いな……」
博士「…………」

(このじゃんけんバトルは心理的駆け引きが勝負の鍵だ。みんなも
 決闘者魂が錆び付かないように、常日頃から決闘をしておこう!)




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