登場人物紹介

博士　・　蟹太くん　・　通子ちゃん　・　ホーくん

博士　　　：何でも知ってる偉い人。
蟹太くん　：好奇心旺盛な少年。わりと頭が悪い。
通子ちゃん：蟹太くんの友だち。わりと性格が悪い。
ホーくん　：今いる世界は嘘だ。俺はもっと幸せなはずだ。
　　　　　　とか主張していたら本当にそうだった。すげえ。



博士が口を開けて喫煙している

博士「うむ……。やはりＪＰＳのパッケージは渋いのう。
　　　黒地に金文字とは、朝に煎れたまま一日放置していた紅茶
　　　ぐらい渋いってことはコーラを飲んだらげっぷが出るって
　　　ぐらい確実じゃ」

蟹太くんと通子ちゃんが荒々しく登場する

蟹太「博士ェッ！　いい年して喫煙を始めて親に見つかって気ま
　　　ずかったり抜け毛が増えたりしてるんじゃないのなッ」
博士「すわッ。何事じゃ何事じゃ蟹太くんと通子ちゃんッ」
通子「何事も蟹事もないです博士。蟹通がえらく遅れているじゃ
　　　ないですか。だから蟹通がえらく遅れているじゃないです
　　　かと聞いているんですッ」
蟹太「毎週金曜は蟹通の日だッつッてんのにもう日付は月曜だッ
　　　つッてんのなッ」
博士「そ、それはッ……！」
蟹太「お前の次のセリフは『それはしかたがなかった』のなッ」
博士「それはしかたがなかったのじゃッ。……ハッ！？」
蟹太「ははンッ。博士の思考回路など茶道部か何かが甲子園出場
　　　チームに野球で挑むくらいお見通しなのなッ」
博士「なんたる恐怖！　ケツに冷たいツララを押し込まれている
　　　かのようじゃッ」
通子「それでどうして蟹通が遅れたのですか。だからそれでどう
　　　して蟹通が遅れたのですかと聞いているんですッ」
蟹太「ゴーメンガーストのイルマのなッ！？」
博士「えーと、キーボードが壊れて色んなキーが押しっぱなし状
　　　態になってウィンドウズがまともに動かなくなりまして、
　　　ひとッ走り中国製のキーボードを買いに行って参りました
　　　ところ、おまけにディスプレイとモデムの設定が変な感じ
　　　になってネットにも繋げないありさまでして。いやほんと
　　　にごめんなさいごめんなさい殴らないで殴らないで」
蟹太「殴らないかどうか心を読んでみればいいのなッ」
通子「変な語尾やめてよ」
博士「なにこの茶番ッ！？」