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・自由研究のひみつ


登場人物紹介
人々
博士 ・ 蟹太くん ・ 通子ちゃん ・ 番長

博士   :何でも知ってる偉い人。
蟹太くん :好奇心旺盛な少年。わりと頭が悪い。
通子ちゃん:蟹太くんの友だち。わりと性格が悪い。
番長   :「月の明るい晩だけじゃねえぜ!」が決め台詞。



博士がいる

博士「ああ……煙草を吸うと大便が近くなるのゥ……」

蟹太くんが来る

蟹太「博士ェッ! いい年して喫煙を始めて親に見つかって気ま
   ずかったり抜け毛が増えたり下痢気味になって困惑したり
   ひたいが後退した気がしているんじゃないッ」
博士「すわッ。何事じゃ何事じゃ蟹太くんと通子ちゃんッ」
蟹太「今日は通子ちゃんはいないのだよ」
博士「それは珍しいのう。はじめてのパターンじゃ」
蟹太「そんなことより聞いてください博士ッ。もう九月も後半に
   なろうという日付じゃあないですか」
博士「そうさのう。風が涼しくなってきたのう」
蟹太「ところがこの俺は夏休みの自由研究がまだ出来上がってな
   いから驚いたもんだ。すでに俺の自由研究は二度家に忘れ
   られたあと母親に間違って捨てられたことになっている」
博士「そうかそうか。蟹太くんは設定ではまだ小学生だったな。
   なんだか久しぶりにフィクションらしい話ができてわしは
   楽しいよ」
蟹太「そうだ。俺は小学生で鼻にバンソウコウをつけていて、夏
   休みの自由研究がまだ仕上がってないというわけだ。さあ、
   博士よ、何かいい入れ知恵をよこしなさい」
博士「ふゥむ。(わしがここで蟹太くんに手を貸せば、その場の
   窮状を助けることにはなるかもしらんが、長い視野で見た
   場合には彼の成長を妨げることにならんだろうか。だが、
   わしの中には何か知的な助言でもってして彼の敬愛の念を
   勝ち取りたいという欲求も厳然として存在する。蟹太くん
   は頭が悪いから、わしが長期的視野に立って下した決定を
   理解もせず、ただ助けてくれなかったとしか感じないかも
   しれない。)」
蟹太「博士、博士、そんなに考え込まなくていいから、すぐにで
   きて時間がかかったように見えて小学校教師の印象を良く
   して級友に賞賛の目で見られるようなヤツをチャッチャと
   ひねりだしてくださいよ。(おそらく博士は自分でやった
   ほうが俺のためになるという、大人特有の超然的な思案に
   暮れているのだろうが、なあに、博士は知的作業における
   自己顕示欲が常人の16倍から256倍は強いため、すぐ
   にでも音を上げるさ。)」
博士「わかった、最善の方法を教えよう」
蟹太「ワーイ。ありがとう博士!」
博士「今から先生に謝ってこい!」
蟹太「こんな結末かッ!?」



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