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・狐の窓のひみつ


登場人物紹介
人々 博士  ・  蟹太くん  ・  通子ちゃん  ・  ムサビー

博士   :何でも知ってる偉い人。
蟹太くん :好奇心旺盛な少年。わりと頭が悪い。
通子ちゃん:蟹太くんの友だち。わりと性格が悪い。
ムサビー :妖怪。




蟹太くん、狐に憑かれる

 とある五月の昼下がりのことであった。
 散歩をしていた通子ちゃんは、往来のド真ん中で不審な挙動をしている蟹太くんを発見する。

蟹太「クエックエ、クエックエ」

通子「おい」

蟹太「クエックエ、クエックエ」

そこへ都合よく通りかかる博士。

博士「おや、蟹太くんはどうしたのかな。そんなに不審な挙動をして」

通子「狐に憑かれました。
   この少年は月イチでこんな感じになります」

博士「おやおや、それはこまりものじゃのう。
   どれ、ここはわしが一肌脱ぐか」

 博士はおもむろに着衣を脱ぎだし、ブリーフと靴下とネクタイだけのかっこうになった。
 そして、助走をつけて跳躍、蟹太くんの後頭部に強烈なドロップキックをお見舞いする。 博士は倒れた蟹太くんの髪をつかんで起きあがらせ、民家のブロック塀を利用して 雪崩式ブレーンバスターを決行。ふたたび倒れた蟹太くんにストンピングを数発かまし、 とどめにキャメルクラッチでギブを誘う。
 蟹太くんにとり憑いていた狐は、たまらず逃げていった。

蟹太「(鼻血を垂らしながら)ふう。助かりました」

博士「(服を着ながら)なんの。わしゃ生涯現役じゃわい」

通子「博士、眼鏡をかけたまま戦うのは危ないですよ」

博士「そうですね」


狐の窓を覗いてみよう

博士「それにしても蟹太くんが、狐に憑かれやすい体質だったとは」

蟹太「そうなんです。何かいい解決法はないんですか?」

博士「ふむ。
   動物霊が人間にとり憑くという信仰は、世界中にあるのじゃ。
   ヨーロッパでは、狼狂、つまり狼憑きの事例が多いようじゃの」

蟹太「おれは解決法を教えろと言ったのですよ?」

通子「博士のうんちくは、長くなるからきらいです」

博士「ふむ、それじゃあ、狐の窓を教えておこう」

蟹太「狐の窓?」

博士「そうじゃ。狐の窓を覗けば、ふだんは見えないものが見える。
   これでインビジブルな狐を早期発見するのじゃ。
   治療より予防!」

蟹太「ふーん。それ、どうやって手に入れるの?」

博士「手に入れるのではない。手で作るのじゃ」


狐の窓をつくってみよう

狐を2匹
 まず、両手で狐をつくってみよう!
合体
 そうしたら、上下を互い違いにして耳をくっつけよう!
変形
 次はちょっと複雑だ!
 図の通りに指を広げてみよう!
完成
 この図の通りになれば完成だ!
 真ん中の穴から、君も異界を覗こうぜ!


できたかな

蟹太「グムム……むつかしいなコレ。
   てゆうかわかりづらい」

通子「博士、お手本を見せてくれませんか?」

博士「わしは、指が短いからできないんじゃ!



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