登場人物紹介

博士　・　蟹太くん　・　通子ちゃん　・　コっちゃん

博士：何でも知ってる偉い人。
蟹太くん：好奇心旺盛な少年。わりと頭が悪い。
通子ちゃん：蟹太くんの友だち。わりと性格が悪い。
コっちゃん：肩の上まである絹糸のように繊細なブロンド、
　　　　　　ややつり気味の深紫色の瞳、磁器のような肌、
　　　　　　そしてバラ色の頬には金色のそばかすが少々。


蟹太君ら、大いに語り合う

博士「やあみんな、今日はアレについて話そうじゃないか」
蟹太「アレ？　……ああアレね。アレか。いいですよ」
通子「博士も好きですねえ。まだ若いんだから」
博士「ほっほっほ。みんなはどう思うかな」
蟹太「どうなんでしょうねえアレは。でもここ最近見かけないなあ」
通子「そういえば前回発生したのは何ヶ月も前だったわね」
博士「そうだな。たしか去年の十一月だったかのう」
蟹太「まあ、それがアレらしさと言えるのかもね」
通子「何しろアレはヤツが原因みたいなものだしね」
蟹太「それどころかヤツそのものだよ！」

三人『あーっはっはっは！』

博士「そうだな、それにアレもナニしたもんだし、コレがこんなに
　　　なったらアッチもそうせざるをえんだろうて」
蟹太「てゆうかアレもソレもこうだって！」

（蟹太君、ジェスチャーをする）

三人『どわーっはっはっはっは！』

通子「最高！　それ最高！」
博士「蟹太君！　蟹太君！　わしゃ腹が痛いよ！」
蟹太「やあ、そんでもってコレモンでさ！」

三人『ぐぎゃァーっはっはっはァーッ！』

通子「明日筋肉痛！　これ明日筋肉痛！」
博士「老骨に追い打ちはこたえるわい！」
蟹太「いやあ、早く再開しないかなあ、本の話」
通子・博士「え？」