・本の話/0なのだった 人間の分類についての考察。思い出を捨てること。増殖と侵略。休日の 正しい過ごしかた。故郷は遠くにあって思うもの。自らの尾を加える蛇。 ゼロなのだった。心地よい重み。しばし逡巡。ゼロなのだった。本の話。 始まりです。なんだか急にフィクションが書きたくなり、勢いで仕上げました。 「章題を文中の一文からとろう」、「次回の冒頭を最後の行で予告しよう」、 というネタ(中学校のときに思いついた)を使って短編を好きに繋げたならば 面白かろう、と考えて実行に移しましたが、実は次回を何にも考えていなくて 最後の行は適当にデッチ上げてました。この話は第一話以降の転校した学校の 話と何の関係もないのが悔やまれるところです。 (2001年6月8日) 本の話/1つで足りけるや 白日の異界。山の入り口。水。もはや異界ではない。風景描写のなかに 建つ学校。回想のなかに立つ隻眼の老人。四句の偈。血祭り。鬼が出た。 みたびの呪的逃走。ふたたび、隻眼の老人。一つで足りけるや。本の話。 古文でメルヒェンが書けたらかっこいいかなあ、と思って挑戦してみましたが、 なんか今見ただけで文法の間違いが見つかる始末です。自信が無いから直せも しない。ウヒョッ。正しい文語ではなくて、隔離されて妙な風に現代の日本語 が変化していったものだ、と思いましょう。とにかく変なことをしたかっただ けなのです。階段とか学校とかを言い始めていますが、この話は転校暦でいう と1000年ぐらいの時代のすごい上階が舞台のようです。 (2001年7月27日) 本の話/2回目は、死ぬ前に気が狂うだろう ご挨拶兼自己紹介。物を語る者の当然の権利として謹聴を望む。情報の 操作は悪であること。対立の構図。この世はとかく謎ばかり。子供がい る。屈葬。友人が起きた。二回目は、死ぬ前に気が狂うだろう。本の話。 今度は演説が書きたかったので演説を書きました。演説だ! 演説だ! オオ! この話は転校暦5年のドンパチの時の話で、しゃべっている人は押川蓮太郎、 言及されている彼の家の子供が押川希望ですね。探検家の榎木なる人物も話に 出てきますね。演説の内容はほとんど世界設定を説明してるようなものですね。 うむ。同じようなことは第四話でもやります。 (2001年9月7日) 本の話/3時間ほどしてから迎え人が到着した 台風。矛先をそらす。思いを馳せる。光に襲われること。特に言葉は出 なかったこと。三時間ほどしてから迎え人が到着した。学問が未分化で ある時代。筋肉痛。昼食の誘い。思春期なので考える。ふたたび、台風。 晴れた南の海とカヌーと日に焼けた少年少女の話がムショウに書きたくなった ので書きました。10歳ごろに読んだ児童書の影響が十数年を経てよみがえった のかも知れません。タイトルすら定かではないが、たしか「走れカヌー、冒険 の海へ」のような感じだったと思います。内容はもうサッパリ。といいますか 文中で「12月の冬休み」になってましたが、実は「3月の春休み」が正解で す。ぐえっ。自戒のために残しておきます。後半へ続く。 (2001年11月9日) 本の話/3! 蒸し暑い。だらだらする。昼食の誘い。25階の生態系に関する考察。 桜が咲くから入学式。衝撃的発言。思春期なので考える。隻眼の老人。 二羽の烏。天気予報。海が。みたび、台風。3!遺産の継承。本の話。 前半の続き。第二話が世界説明だったので、第三話は世界の中に入った話を しようかなあ、と思っていたら半年も間が空くていたらく。あと、html の特性を生かしていきたいなあ、と思ってリンクとフレームとルビを使用し てみました。キャラの絵まではっつけようと思ってましたが、チャチい絵で イメージが限定されるのも嫌だなあと自分で書いた絵を見て思いとどまりま した次第です。 (2002年4月26日) 本の話/4つになるのか 後続の奮起を期待しない。例えるならば子どもか猫。自己言及の訂正。 収支の問題。変化ではなく終焉。パン的。発見。感謝の言葉。時よ止 まれ、お前は美しい。電算機で遊ぶ。後続の奮起を期待する。本の話。 終始、設定の解説につとめています。後半になるにつれてひらがなを増やし、 アルジャーノン効果を狙おうとしている自分がいじましい。前回から出てくる 関孫六兼元は実在の刀工ですが、この話を書いたあとに調べたら「青木兼元」 なる有名なマゴロクがあるとわかりまして、いやあそんな、自分の名前に関係 するから出したってわけじゃあないですよ信じてくださいよ。 (2002年10月11日)