登場人物紹介

博士　・　蟹太くん　・　通子ちゃん　・　バルタ

博士　　　：何でも知ってる偉い人。今回は悪人。
蟹太くん　：好奇心旺盛な少年。今回は変身する。
通子ちゃん：蟹太くんの友だち。今回は怪人。
バルタ　　：カニバールのマスコットキャラ。
　　　　　　いるだけで特になにもしない。



恐怖！怪人ラフレシア女の巻

数分前まで平和だった街に、悪の博士が作り出した怪人が突如と
して現れた。破壊活動を続ける怪人ラフレシア女。崩れ落ちるビ
ルの下に、逃げまどう人々の悲鳴がこだまする。

博士「今日も今日とて破壊活動だ。来るぞ、来るぞ、＜混沌＞が
　　　来るぞ！。」

通子「ラーフー！。」

怪人ラフレシア女の発する異臭で次々と倒れる街の人々。あまり
の臭気に、なぜか車は爆発炎上し建物も倒壊する。
博士「いいンじゃないのコレ。」

と、そこへ、どこからともなく飛来したハサミが、博士の脳天に
突き立ち、横浜駅ビルの地下二階の噴水ばりに激しく出血させる。

博士「なっ何者だ。」

蟹太「人はすべて花に心奪われるとはかぎらない。」

博士「機動外骨格カニバール！貴様生きていたのか。」

蟹太「フッ。外骨格生物は脱皮を経て新たなステージに向かう。」

博士「おのれこの死に損ないめ。やれ、怪人ラフレシア女！。」

通子「ラーフー！。」

怪人ラフレシア女がものすごい異臭を吐き出した。

蟹太「枯れる運命の花は儚い。」

そう言い残してカニバールは斃れた。

これで終わります。