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・子供若者ご老人にお客様
白ずくめ集団、集団レイプ
長崎の少年事件に、ロリコン監禁自殺。
最近、なんだか事件に事欠きません。
世の中が変わってしまったのか、人が増えすぎたのか。
もう記憶の彼方に行きつつある長崎の事件では、
12歳の少年が補導されました。
補導されるやいなや
どこからともなく個人情報がながれだし
ネット上を駆けめぐっていきます
そしてマスコミは、
少年の「心の闇」のイメージを勝手に作り出し
やれゲームが、やれ頭の良い子は…といったイメージを
我々に押しつけてきます。
そんな中、こんな報道も流れ始めました。
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_07/1t2003071101.html
ここには、少年の母親の溺愛ぶりが書かれています。
この記事を全て真に受けるわけではありませんし、
これが少年を犯罪へ走らせる直接の原因であるとも思いませんが、
どうにも、これが現代人の象徴に見えて仕方ありません。
「○○だから、しょうがない」
○○には、タイトルのような言葉が入ります。
子供だからょうがない。
老人だからしょうがない。
若者だからしょうがない
お客だからしょうがない。
相手のことを「しょうがないなぁ」と思いながら
許してあげるこの言葉。
これだけなら、何も問題はありません。
むしろ、良い言葉にもなるとおもいます。
子供が、転んで大切な花瓶を割ってしまったとしても
「弁償しやがれ、この糞ガキ」
とならずにすみます。
ミスをしても
「温かい目でみまもってくれる」
平和で理想的な社会。
ミスをした方も、真摯に反省することでしょう。
みんながこうなら「しょうがない」という
言葉すらいらなくなるかもしれません。
ですが今は、これを逆手にとった人が溢れています。
子供が、電車内で暴れているのを注意しても
「子供なんだからしかたないじゃない」
老人が失礼なことをしても
「最近の若者は…」
若者が暴走行為を繰り返していても
「若気の至りって奴だ」
お客が他のお客に迷惑になることをしていても
「客を叱るのか、この店はっ」
「○○だから、しょうがない」
この言葉の意味を履き違え
「○○だから、良いんだ」
と、折角の相手の良心を、土足で踏みにじっていく人たち。
たちが悪いのは、ころころとこの立場が変わると言うことです。
理不尽な要求のたちの悪さを一番知っているはずの店員が
他の店にいって同じ事をしたりします。
そして、いま紹介した以外にも、
自分に都合の良い解釈をする人がいるかぎり
このフレーズは生まれてきます。
「車より人が優先になんだからいいのよ
轢いたらあっちが悪いでしょ」
と、赤信号を平気でわたる奴
「赤ちゃんがいるんだから」
ってベビーカーで道を占拠する奴
先ほどの少年も親にも同じ事がいえないでしょうか
自分の子供だから…
という理由で、全てを人のせいにし
当然の権利のように幼稚園に怒鳴り込む。
幼稚園に全ての責任を押しつけ、
自分の責任は放棄している典型的な構図です。
それから、よくこんな話もききます。
「事故っても
謝ったら負けだから」
他人を思いやることなく、
ただひたすら自分の権利を守る現代人。
サービス業になれきってしまい、
それが当たり前の現代人。
行き過ぎた資本主義により
全て自分の利益でしか動かない私たち。
このままで、いいのでしょうか。
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