ム……。
ハカセ
	ごはんつぶをこねくりまわしてハナクソみたいなガビガビのかたまりに仕立ててるンじゃねーよ博士。
カニタ
	うおッ蟹太くん。いたのか。 今日は、いったい、何の用じゃ。
ハカセ
	別に用などありませんけどね。 てかもう10月ですよ10月。10月１日。 カレンダーめくれちゃいますよ。
ツーコ
	フム……。 そういえば、「10月１日では遅すぎる」というＳＦ小説があったのう。
ハカセ
	知らねーよ。
カニタ
	うん。 実を言うと、わしも読んだことないんだよね。 なんで遅すぎるのかな。
ハカセ
	知らねーよ。
カニタ
	フム……。 いッつも思うのじゃが、蟹太くんは、本当に、年長者への口の聞き方を心得てないのう。
ハカセ
	ときどき敬語使う回もありますがね。
ツーコ
	イカンな。 このままでは、いずれ社会に進出したときに手痛い挫折を味わおうぞ。 わしが、教育してやろう。
ハカセ
	アア!? あんまヤスキィとチンコロなマッポがノガミまでテクるぞ!?
カニタ
	放屁の張り手は間に合ってますよ！
ハカセ
	言葉の意味はわからないけど、すごい自信だわ。
ツーコ
	博士パンチ！（バキッ）
ハカセ
	ステップトゥホールド・ウィズ・フェイスロック！（ギリギリ）
カニタ
	呪符「アグリッピナは瑠璃色の」！（ズドドド）
ハカセ
	黄金ディストーション！（ズッギャァァアン）
カニタ
	なかなかやるな。ヘヘッ。
ハカセ
	アンタもな。俺の両膝に土を嘗めさせたのはアンタがはじめてだ。
カニタ
	いっしょに強い奴と戦いに行こうぜ！
ハカセ
	やったー！ 冒険はまだまだ続くよ！
カニタ
	何だこの展開は。
ツーコ