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・またまた怪人のひみつ
登場人物紹介

博士 ・ 蟹太くん ・ 通子ちゃん ・ ムサビー
博士 :何でも知ってる偉い人。世界征服をたくらむ。
蟹太くん :好奇心旺盛な少年。じつは変身できる。
通子ちゃん:蟹太くんの友だち。じつは悪の改造人間。
ムサビー :カニバールのマスコットキャラ。
いるだけで特になにもしない。
恐怖! 怪人マンドラゴラ女の巻
ああ、なんてことだ!。
今日も今日とて、平和な暮らしを謳歌していた街の人々だったが、
安逸な日常など幻想にすぎないことを証明するかのように、
悪の博士とその手下の怪人マンドラゴラ女が、
破壊活動に従事しはじめたのだ!。
マンドラゴラ女の発する怪音波に、
なぜか街路樹は萎び、
ビルは倒壊し、
車は爆発炎上した。
博士
「うわっはっは。その調子だ、
マンドラゴラ女。
愚かな人類どもに恐怖という感情とわしの天才性を知らしめてやるのだ!。」
通子
「マンドラ〜!。」
調子に乗ったマンドラゴラ女が、
聞くに耐えない音程で歌いはじめる。
なぜか分子結合力を失ったアスファルトは溶融し、
鉄塔は倒れて送電線を引きちぎり、
近所に最近できたパチンコ屋は爆発炎上した。
博士
「来るぞ、来るぞ、混沌が来るぞー!。」
と、その時!。崩れゆく街のなか、かろうじて残っていた電柱の上に、
謎の人影が颯爽とよじ登った!。
蟹太
「金木犀の花も今は散り、
ただその馥郁たる香りのみが思い出に強く残る今日この頃、
貴様らはいかがおすごしですか。空気の澄みきった素晴らしい秋の日に、
不埒な暴虐を行うことは、
この機動外骨格カニバールが許さん!。」
通子
「マンドラ〜!。」
博士
「うわっはっは。いいぞ、マンドラゴラ女。
世界はかつてない恐慌と混乱のなか、
わしにひれ伏すのだ!。」
しかし、ああ、なんということだ!。怪人マンドラゴラ女は自分の歌声に酔っており、
博士のほうはマンドラゴラ女の声で自分がやられないために耳栓をしているため、
機動外骨格カニバールの前口上に気づかなかった!。
蟹太
「フッ。お前たちは、目が覚めたときに自分の涙に気づいて驚いたことはあるか?。」
だが、カニバールのほうも、頭があまり良くないので、
自分が博士たちに無視されたことに気づいておらず、しゃべりつづけた。
通子
「マンドラ〜!。」
そして、お互いに行き違ったまま、
怪人マンドラゴラ女の破壊音波がカニバールの足場になっていた電柱を瓦解させ、
カニバールは地上10メートルほどの高さから宙に投げ出された。
落ちて後頭部を強く打った。
蟹太
「だビちッ。」
カニバールは意識を失った。
これで終わります。
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