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		適当に文学的な対話のひみつ
		
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
				
		
		
		
	
	
	
		
				わしはいったい、人の期待を裏切る以外の何事かを成し遂げたことがあろうか。
				博士
				
				どうした博士、えらく真面目な顔をして。
				蟹太
				
				そしてまた、茶らけた仮面の下でしかものを語れぬのが、わしの変えられぬサガだろうか。
				博士
				
				ぼくにはそれに答える資格がない。
なんとなれば、ぼくは博士と同じ穴の同じ狢だから。
同じ狢の別の表情にすぎないから。
				なんとなれば、ぼくは博士と同じ穴の同じ狢だから。
同じ狢の別の表情にすぎないから。
蟹太
				
				自蔑と自憫のあいだには指を折るほどの差があると思いたい。
				博士
				
				意識容量の大半を内省に使うのは危険だと、博士は体得したのではないか。
				蟹太
				
				おめえらなに話してんだ?
				通子
				
				青春期の蹉跌と言うには遅すぎる問題を。
				博士
				
				道化が舞台で転べば、それを悲劇と見る人はすくないから。
				蟹太
				
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